書評

マンガでよくわかるエッセンシャル思考【書評】99%の無駄を捨て1%に集中する

マンガでよくわかるエッセンシャル思考の表紙

本当に重要なことはめったにないのです。エッセンシャル思考を学べば、そうした玉石混交のなかから、本質的なことだけを見分けられるようになります。ー著書、マンガでよくわかるエッセンシャル思考より抜粋

グレッグ・マキューンの著書「エッセンシャル思考」をマンガにして読みやすくした「マンガでよくわかるエッセンシャル思考」を読みました。

なにかと忙しい現代人が、どうしたら大切なことに時間を使えるようになるかということが書かれています。

いくら時間があっても足りない。

そんな思いを抱えながら日々の生活に追われている人は多いと思います。

でもその原因が分からない、それどころか考える時間もないという人は、いつのまにか身についてしまった本書で書かれている「非エッセンシャル思考」のせいかもしれません。

この本はツイッターでフォローさせていただいているブロガーのクロネさんのブログ【ブログ初心者がまず読むべき本は「ブログ運営本」ではない!】で知りました。

実はこの本を読んだのは半年、いやもっと前かな?になるのですが、再読したらいつの間にか忘れてしまっていたことが多いと気づいたので自身が忘れないためにもブログに残します。

もともとエッセンシャル思考を身につけている人はいいのかもしれませんが、僕のような凡人は意識してこの考えを染み込ませないとダメだな…って思った次第です。

『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』とはどんな本か

マンガと活字、図解、コラムが何層にも重なって構成されていてとても読みやすい本です。

原作には『エッセンシャル思考』がありますが、マンガを取り入れた本書はそれこそ忙しい人にはサクッと読めてしまうと思います。おそらく一度読み始めると最後まで一気に読んでしまうでしょう。

主人公は小学校の教師になって4年目の貴代(きよ)。頼まれた仕事をなんでも引き受けてしまうがんばり屋さんですが、雑務に忙殺されて本来すべきことを見失ってしまいます。

そんな時に同窓会で出会った幼なじみの男性、塁(るい)に「99%の無駄を捨て1%に集中する方法」をすすめられます。それがつまり「エッセンシャル思考」でした。

マンガの部分はそんなにうまくいかないよ…と突っ込みたくなる部分もありますが、作者が本書を通して伝えたいことは素直に伝わってくる内容になっています。

印象に残った言葉と感想

99%の無駄を捨て1%に集中する

本書にはこのような言葉があります。

「やらなくては」ではなく、「やると決める」
「どれも大事」ではなく、「大事なものはめったにない」
「全部できる」ではなく、「なんでもできるが、全部はやらない」ー著書、マンガでよくわかるエッセンシャル思考より抜粋

本書の主人公のように職場で頼まれた仕事を断れずに抱えてしまう人にとっては「それは分かっているけど…」という内容かもしれません。

しかし組織で働いていると仕事というのは「頼みやすい人」「仕事ができる人」のところにどんどん流れてきます。ただ、これを受け入れていると、自分はもちろん周りの人も不幸になっていきます。

周りの人も不幸になっていくというのは意外かもしれません。しかし無駄な仕事というのは頼む方も思考停止に陥っていることがあるため、本来その人がやらなくても良い仕事であったりするわけです。

だからこそ、仕事を頼まれる側は「99%の無駄を捨て1%に集中する」くらいの極端な心構えが必要なのです。

本当に必要なものごとを見極めるために必要な5つのこと

本書では数ある選択肢のなかから本質的なものを見極めるための技術が紹介されています。

本当に重要なものごとを見極めるために必要なことは5つ。
じっくりと考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、そして何を選ぶかという厳密な基準です。ー著書、マンガでよくわかるエッセンシャル思考より抜粋

エッセンシャル思考の人はこれらを重要なものと考えます。しかし非エッセンシャル思考の人はこれを重要なものとして考えられません。

だから無駄に忙しくしてしまったり、じっくり取り組めば面白い仕事をつまらないものにしてしまったりするのだと思います。

忙しそうにしている人は、実際にそうでなくても頑張っているように見えるのでそこで評価されてしまいます。一方でエッセンシャル思考の人はすぐには評価されにくいのかもしれません。

こうして非エッセンシャル思考の集団が完成してしまう恐ろしさがあると思います。

今、何が重要か

まず第一に「今、何が重要か」を考える。ー著書、マンガでよくわかるエッセンシャル思考より抜粋

これを常に考えて集中してる人って周りから見るとすごく優秀に見えます。

ただ本人にとっては目の前にある一つのことを優先順位をつけて順番に片付けているだけであったりします。おそらく思考回路が非常にシンプルに構成されています。

集中していない時って思考が未来や過去に飛んでしまう経験は誰でもあると思います。考えてみればそのような時に考えることは「未来」に対しては不安であったり「過去」であれば後悔であったりネガティブなものが多いように感じます。

では、どうすれば良いか、その答えは非常にシンプルでした。

本書ではその具体的な方法も記載されています。つまり集中をするのに邪魔なものを頭の中から排除するということでした。

まとめ

「99%の無駄を捨て1%に集中する」という言葉だけ聴くと、それが難しいんじゃないかって思うかもしれません。

僕は本書を読んで、今どんなことをしたいのか、何を大切にして生きたいのかを考えて実施することが結果的に1%に集中することになるのだと思いました。

自分にとって一番大切なことを第一に、それ以外はオマケくらいにシンプルに考えた方がいいのかなって思いました。

では自分にとって一番大切なものってなんだろうって考えた時に「健康かな…」とか思ってしまいました。

まあそんなものかもしれないな、とも思いつつ…