映画のネタバレはそれほどありませんが、完全にネタバレを避けたい方はご注意ください。
目次
映画ドラクエはやっぱり面白かった
SNSなどでなぜか悪い評価が目立つ映画ドラクエを観ましたが、結論としてはめちゃくちゃ面白かったです。
ネット上での好意的な評価が少なかったのは意外でした。
観る前はあまりにも悪評が多いので、観るのをやめようかと思ったくらいですが、やめなくてよかったです。
ネット上で悪評がついている理由はラストシーンにあるらしいことは映画を観る前にわかってしまったのですが、実際に観たところ、それは少し誤解があるように感じました。
迫力あるCG。敵キャラの恐ろしさが見事に表現されている。
映画の冒頭では主人公の父親パパスが宿敵であるゲマ、及びその部下であるゴンズとジャミと戦っているシーンが描かれています。
ドラクエの敵キャラは愛嬌のあるものも多いのですが、一部どう見ても悪者にしか見えない敵キャラが存在しています。
その敵キャラが迫力のあるCGで描かれると本当に恐ろしくて、これは見所の一つであると思います。
鬼武者っぽいCGの理由とは
この作品の監督である八木竜一さんと花房真さんは二人ともプレステのゲーム鬼武者のCGディレクションに関わっていたそうです。
そのためか、たまに戦闘シーンに鬼武者感が出てきます。
映画を見た後に「CGWORLD」という雑誌が映画ドラクエを特集していたので、つい購入してしまいました。
ビアンカの声優、有村架純さんのメラゾーマ
ビアンカの声優を有村架純さんが担当しています。
有村架純さんが「ベギラゴン!」とか「メラゾーマ!」と唱えるのは、イメージからかけ離れている分、貴重な感じがしました。
女性の声で唱えられる攻撃系の呪文は、それだけで価値があるように感じるのは僕だけでしょうか。
ビアンカにするか、フローラにするか真剣に悩んだ過去
ドラクエ5をゲームでプレイした時に結婚相手をビアンカにするか、フローラにするかはかなり真剣に悩んだ記憶があります。
映画でも結婚前夜のシーンが描かれていますが、ゲームをプレイしていた時のことを思い出しました。
考え抜いてフローラにしたのですが、その後しばらくゲームを進めていくうちに違和感を感じ、ゲームをやり直してビアンカにしました。
プレステでやった時はフローラを選びました。結局僕はフローラ派なのかもしれません。
それはさておき、この映画ではこのシーンがとても印象に残りました。熱いものが込み上げてきます。
音楽を入れるポイントがハマりすぎて笑った
とある戦闘シーンで主人公の息子アルスが天空の剣を鞘から抜くシーンで、ドラクエの冒頭の曲であるファンファーレが入ります。
このシーンは特に笑いどころではないのですが、音楽の入るタイミングがハマりすぎていて、笑いのツボに入ってしまいました。いや、映画館内では他にも笑っている人がいたような気がします。
映画にはあえて音楽の入りそうなシーンで音楽を入れない手法もあるようですが、多分この作品にその手法は使われていません。
すぎやまこういちさん作曲の音楽が、シーンに合わせて贅沢に使われていて嬉しくなります。
評価が分かれるラストシーン
映画のラストシーンではちょっと「えっ?」と思う展開になります。
おそらくこの映画に対して余り良くない印象を持ってしまった方はこのシーンが受け入れられなかったのではないかと思います。
ただ、僕が実際に観た感じではそのシーンのさらに後の展開で、ドラゴンクエストの本質が語られていた感じがあったので納得できました。
結果的には本当に面白く、観てよかったと思います。
特にドラクエファンであれば、ほぼ確実に楽しめる作品だと思います。