CLIP STUDIOの初心者に向けた記事です。
つまり、絵を描いて、色をぬって、保存する方法です。
いきなりこの部分でつまずいて、ペンタブがホコリかぶるというパターンがあるみたです。
できるだけハードルを下げるために、最低限のポイントだけおさえました。
これだけできれば、芋づる式でできることが増えていきます。
最初の壁を突破して、楽しくお絵描きしましょう。
用紙とレイヤーの準備
CLIP STUDIOを起動します。
ファイル→新規をクリックします
新規のウィンドウが開いたら「作品の用途」を選びます。
今回はイラストを選びます。
その下でキャンバス(用紙)のサイズを決められます。
今回は仮にツイッターのアイコンを作るという前提でサイズを幅400、高さ400とします。
[OK]をクリックすると下のように用紙とレイヤーが準備されます。
最初に準備されるレイヤーは「ラスターレイヤー」です。
ラスターレイヤーに線画を描いて、色をぬってもよいのですが、後々のことを考えると、線画はベクターレイヤーという種類のレイヤーに描くことをお勧めします。
つまり、線画はベクターレイヤーに描いて、色ぬりはラスターレイヤーで行うとデータとして扱いやすくなります。
線画はベクターレイヤー、色ぬりはラスターレイヤー
ラスターレイヤーは色ぬりの時に使うのでとりあえずこのままにしておいて、ベクターレイヤーを追加します。[レイヤー]新規レイヤー→ベクターレイヤー を選択します。
[新規ベクターレイヤー]のウィンドウが開くので適当に名前などをつけて[OK]をクリックします(ここではレイヤー2のままにします)
すると先ほどのラスターレイヤーの上にベクターレイヤーができました。
レイヤーに線画を描いて色を塗る
試しにこのベクターレイヤーにりんごの線画を描いてみます。
次にこのりんごに色をぬります。色をぬるときはラスターレイヤーを選択します。
ここで注意点が1つ。塗りつぶしの際は「他レイヤーを参照」を選択します。
ここでいう「他レイヤー」とは線画を描いたベクターレイヤーのことを指しています。
線画を描いたベクターレイヤーの線画の枠内で塗りつぶすということになります。
カラー系パレットより色を選択して
塗りつぶしツールを使って色を塗ります。
繰り返しになりますが、色を塗るときはラスターレイヤを選択してください。
りんごの絵が完成しました。
完成した絵の保存方法
最後に完成した絵を保存しましょう。
ここでは一般的なJPEG方式で保存する方法について説明します。
[ファイル]画像を統合して書き出し→.jpg(JPEG)を選択します。
適当な名前をつけて保存します。
JPEG書き出し設定の画面が出るのでOKをクリックします。
書き出しプレビュー画面が出るのでOKをクリックします。
ここまでできれば最初の一歩は踏み出したことになります。
結構大きな一歩だと思いますよ。